竹垣に松林や竹林の風景文を染めた、京友禅作家　山科春宣氏による名古屋帯です
味わい深い墨絵調の意匠に、煌めく金彩もあしらわれています
生地は柔らかな正絹、細かなシボのある地です
たれ上には作家の銘と落款があります

傷みの写真はありませんが、経年により地が薄く変色しているほか、締め跡の筋が残っています
またたれ先から約6cmの位置で芯が折れ曲がっており、折れ目に沿って表地に薄いスレ汚れが見られます

細かな傷みを気になさらなければ、まだまだ十分に着用していただけます
すっきりと粋な装いをお楽しみくださいませ

文：豊田

*おおよその地色 - HTML code (D19A75)

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